闇の子供たち

観てよかった  同じ人間として


知って



最後の最後であたしの血の涙は一気にあふれたが


それをぬぐいもせずにただ願うのは
一人でも多くの子供たちのああいう姿だ



この映画をひとつ観てそれでわかった気になるのはちがう気がするし
ただ闇に生きさせられる子供たちがかわいそうだというだけでなく
ひとつひとつをどう受け止めるのがいいのか
なにが 誰が正しいのかなんてむずかしい



でも悪いことは悪い  良くないことは良くない


ほんとうはみんなわかっているはずなのに




この映画は細心の注意を払って作られたようだ

タイ側の演じる子供たち、その他の演者への配慮から
知ることによる悪い面があるというリスクにまで
報道などで新たに知ることで興味本位で模倣したり
助長にすらなってしまうような危惧もある  残念ながら



わたしはそのことを含めこの映画に敬意を持つし
できれば多くの大人たちに観て知ってほしいと思う

でも少しでもなんらかの抵抗がある人は無理はしないでとも思う
知ることがなんでもいいとはあたしは決して思わないから


人を傷つけずに生きていたい  と改めて思う
出来てなすぎてすぐむなしくなるのだけれど



あたしにできること

ペットボトルのふたを会社で集めている
それをポリオワクチンに換える  世界の子供たちのために

捨ててしまわないで気をつけるようにしている
一人一人が意識して みんなで
あたしもそういう一人でいたい